フィルム開発の奥深さを知る度に、自身の知見も磨かれていく 社員インタビュー R&Dセンター 研究室 2019年4月入社

フィルム開発の奥深さを
知る度に、自身の知見も
磨かれていく

社員インタビュー
R&Dセンター 研究室
2019年4月入社

ナノファイバー研究での学びを活かし、研究職に就ける魅力がある。

大学で応用化学を学んでいた私は、ナノファイバーの研究に没頭していました。ナノファイバーとは、毛髪の百分の一から千分の一の太さを有する超極細繊維を指します。なかでも、樹脂をナノファイバー化することのメリットやデメリットを、様々な効果測定を通じて明らかにしていく過程がとても面白く、就活ではその学びを活かせそうな化学、高分子、プラスチック加工系を中心に企業を調べていました。
サンエー化研を選んだのは、学部卒でも研究職に就ける環境が整っていたからです。研究職は院卒のみという企業が多いなか、サンエー化研は人物重視の採用方針であり、自分らしさを充分にアピールすることができました。R&Dセンターの建屋がとても綺麗だったことも背中を押してくれましたね。

ニーズに合った製品開発できた時の達成感は格別

いま私は機能性材料部門の一員として、製品を保護するフィルムの研究開発に取り組んでいます。佳境にさしかかっているのが、机などの樹脂天板上に貼る保護フィルムの開発です。ここで最も気をつけなければならないのは、「製品の機能を損なわないこと」なんです。たとえばフィルムの粘着性能を保つために様々な添加剤を加えるのですが、その成分のせいで製品の見た目が変化したり、フィルムを剥がした時に糊が残ったり、製品に施されている防サビコーティングや撥水コーティングに影響したり、ということが発生してはいけません。さらには剝離力などフィルムの機能を数値化するなど、様々なパターンのデータを積み上げてフィルムを作り込んでいきます。仲間たちと意見を交わしながら、ニーズに合致したフィルムを開発できた時の達成感は格別ですよ。